雨男の日記

もう世の中に対して言いたいことなんて何一つありません

煙消えゆく

先週、ストレスが溜まりすぎて再び煙草を買った

 

本当に学習しないなとコンビニの帰り道で手元にある煙草の箱に目を落としながら自嘲の気分

 

最近は本当に無茶苦茶だった

 

研究室を勝手に私物化しだし、カップ麺を買い込み好きな音楽を流し、ゼミ生に絡みだす、ギターを弾き出す、ほろ酔いでほぼほぼ初対面の人間に絡む、椅子を並べて寝るなど好き放題の限りを尽くした

 

作家は現行の締め切り前に「カンヅメ」と称して担当の編集やらにホテルに監禁され終わるまで作品と向き合い続けるみたいなどこかで読んだエピソードに影響されたのかもしれない。

 

とにかく何か掴みたくてそれのために本当に全てを捧げていますみたいな実感が欲しかっただけだった

 

「俺はわりと駄目な人間だけどこれに関してはわりと頑張ったんだよ」って言いたかった

 

自分の名前を出して出すこの文書に、自分の持てる全力を注ぎたかった

 

そのために本当に寿命が縮むような気分を味わった、一切休めないどころか神経が過敏になりすぎて満足に寝ることもできなかった

 

締切に対してどこまでできるか

残っている作業項目の整理

現在の進捗具合

理想の出来と妥協モードに入る日付の計画

 

そんなことを集中してほぼ毎日考えていたら、挙句の果てには行きたくない医務室に行くまでになった

 

 

本当に人生で限界までやった試しがなかった悔しさもあった

 

今まで生きてきていろんな夢を描いた

そのために行動もしたしそれなりに勉強した

 

でも死ぬほど何かに打ち込んだことはない

 

就職活動でもどこかでそのことが気になったままやっていた

 

面接官「学生時代に一番打ち込んだことは?」

 

特になかった

どこか冷めた様子でやってた自分に気づいていた

 

 

 

What do you want meaning for? Life is desire, not meaning.

 

 

 

企業に提出した自己紹介シートに書いた好きな言葉が重くのしかかる

 

俺の情熱ってどこだ?そもそも何に対しての情熱だ?

 

そんなこんなで就活も終わり学生生活最後になってほぼ八つ当たりに近い形で全力を出してみた。

 

色んな所に迷惑をかけたがそれは結局見つからなかった。

 

ただ少しはもう少し言葉を発することを覚えられた気がする。

 

高校生から黙ることが多くなってついには一言も話さないが普通になってしまったけど、ちょっとは話せるようになった

 

それはお疲れ様であったり、ありがとうだったり、ごめんなさいだったりどれもなくしてはならないものだった

 

以前までは伝えなくてもそれくらいわかるだろうと思っていたんだけど、みんながみんな僕みたいに考えるわけじゃない。

 

だから最近は無理をしない範囲で伝わるように伝えることにしている

 

ただ声が小さい上に目線を合わせないものだから多分他人から誤解を受けていそうで気がかりだ

 

喫煙所のベンチに座り煙草をゆっくりふかす

 

煙がゆらゆら冬の朝の大気に触れては溶けて消えていく

 

 

そんな煙の様子を眺めながら、まあ前より多少はマシになれたかもしれないと1人で思った